保健師には少ない夜勤の仕事とは?

保健師の転職、夜勤で働きたい!



保健師は看護師の資格も持っていますが、いずれの資格で働くかで働き方、環境、仕事内容、色々なものが大きく違います。

なかでも大きな違いのひとつは「夜勤があるかどうか」です。

看護師では夜勤がある病院で働く方が多いですが、多くの保健師が該当する、保健所や保健センターなどの公的施設に勤務する行政保健師や、そのほか一般企業に雇用される産業保健師、学校教諭などでは、夜勤はありません。


しかしなかには、「保健師の仕事をしながら夜勤をしたい」という場合があります。

例えば、20代で経験を積むために看護師として働きバリバリと夜勤をこなしていたものの、保健師としての転職をしたとたん、夜勤手当がなくなって収入が激減してしまった・・・という場合などに、こういった希望が聞かれます。

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保健師としてやりたい仕事をできることは大切ですが、収入の維持も叶えたいですよね。そこで保健師として雇用され、かつ夜勤ありで働ける職場について説明します。夜勤で働くメリット・デメリットと注意点、夜勤の保健師求人の探し方についても確認しておきましょう。


保健師として夜勤で働ける職場はどんなところがある?


病院施設

保健師の職場のなかで、一般企業や公的施設、学校などで働く場合夜勤はありません。保健師が働ける夜勤といえばやはり、病院施設が該当します。

例えば、地域医療連携部門として訪問看護事業を行う施設や、保健センターや療育施設と連携する小児専門病院、そして1泊ドック健診を行う健康管理センターなどでは、夜勤の保健師が配置されています。

<関連記事>:病院保健師の仕事内容は?

看護業務を兼ねるケース

保健師として雇用されて一般病棟への配属となり、保健師の仕事以外に病棟業務、夜勤もこなすといったケースが見られます。

保健師として、入退院患者さんの保健指導や、外来患者向けの健康教室などを行い、その他の時間は看護師とともに病棟業務に当たる、という働き方です。その場合看護師よりもいくらか待遇は良いことが多いでしょう。

実際の待遇や仕事の内容は病院によりけりで、保健師の仕事をしながら看護師同様に夜勤もこなすハードな勤務のところもあれば、看護師と保健師とで仕事が分担され、夜勤があってもそれほどハードではなく、体力的に楽に働ける職場もあります。

コールセンター

そのほか、電話やメールによる健康相談に応える「メディカルコールセンター」でのオペレーターとして、夜勤ありの保健師求人が見られます。

パートタイム雇用であるものの、一般的なパート・アルバイトよりは高時給を期待でき、看護師・保健師ととしての知識や経験を活かして夜勤をすることが可能です。ただしこのようなサービスは都心に多く、地方で求人を探すのは難しいかもしれません。


夜勤で働くメリット


夜勤手当による収入アップ

保健師が夜勤で働くメリットとして最も大きいのは、やはり夜勤手当がつくことでしょう。同じ時間働いても、通常の給与に夜勤手当がつくことで収入がグッと増えます。これは、夜勤ありの看護師の給与水準が高くなる理由です。

常勤、夜勤あり、病棟で働く保健師の給与額では、以下のような例が見られます。

・経験1年目/一般病院/群馬県  年収240万円/月収20万円
・経験2年目/三次救急/神奈川県   479万円/  33万円
・経験3年目/一般病院/群馬県    420万円/  31万円
・経験5年目/一般病院/千葉県    446万円/  29万円
・経験8年目/一般病院/福井県    490万円/  32万円

感想として「手当が1万円以下なのはきついが、他職種と比べるとやはり給料はいい」「患者の入れ替わりで残業時間が変化して落ち着かない」「手取りはいいがボーナスが安い」「保健師資格は考慮されているらしいが・・・働きやすさで選んだので、収入は妥協している」といった声が聞かれます。

病院や患者さんにとっても嬉しい

保健師の夜勤は、保健師自身にとってのメリットだけでなく、取り巻く人たちにとっても助かる面があります。

雇用する病院側では、看護師とともに保健師が夜勤に就いてくれれば安心で助かります。看護師らの病院スタッフも同様にありがたいでしょうし、患者として頼れる保健師がいてくれるのは嬉しいことです。


夜勤で働くデメリットと注意点


夜勤の内容は施設によりけり

保健師として採用されて夜勤をするのだから、保健師の仕事ができるだろうと考えていると、実際はそうでない可能性があります。

看護師不足の現場では、夜勤の人員不足を補うために保健師をシフトに入れ、看護師同様のハードな業務を任されるケースが見られます。

そのような職場では、人手が足りないことで残業が多い、休暇が取りづらい、スタッフの入れ替わりが激しく忙しい状態が続くなど、心身共にストレスを抱えることになりがちです。

<関連記事>:保健師の仕事内容は?どうしたらなれるの?

転職前に病院の姿勢を確認する

病院側が保健師に何を求めているのか、保健師としての仕事をどのぐらい尊重してくれるのかによって、夜勤を含めて働きやすさや待遇が大きく違ってきます。

働き始めてから「思っていたのと違った」ということにならないよう、面接や事前の情報収集の際に、病院の姿勢をしっかりチェックするようにしましょう。


夜勤の保健師求人を探すには?

夜勤の保健師求人数は、看護師のように多くはありません。ただし夜勤を希望する方は少ないために、思いがけない好条件の求人が見つかることもあります。

そこで利用したいのが、看護師・保健師専門の転職サイトです。転職のプロであるエージェントに自身の希望をしっかり伝えることで、色々と相談にのってもらうことができ、条件に合う求人をピンポイントで紹介してもらえます。

保健師に対する病院の待遇や姿勢、職場の雰囲気などは、面接では詳しく聞きづらいものですが、そんな情報もエージェントに質問することができます。

<保健師の転職、夜勤で働きたい!・まとめ>

  • 夜勤の保健師を配置する病院や健診センターがある
  • 夜勤の仕事内容や忙しさは病院による
  • メディカルコールセンターでも夜勤求人あり
  • 保健師としての仕事ができるかどうかは施設による
  • 転職前に病院の姿勢を見極めよう
  • 転職サイトは情報収集にも活用できる