看護師求人の中でも人気の高い日勤常勤の職場について

【看護師の転職】日勤常勤のメリット・デメリットは?

日勤で働く看護師



「日勤常勤」とは、夜勤はせず日勤のみで常勤する、看護師の働き方です。

正社員でありながら規則正しいリズムで働くことができ、プライベートと仕事とを両立しやすいというメリットがあります。


育児や介護をしている方、自分の体調のために夜勤ができない方などに向いています。

ここでは、看護師が日勤常勤へと転職する場合にどんな勤務先があるのか、日勤常勤のメリットやデメリット、求人探しのコツについて紹介します。


看護師が日勤のみで働ける場所は?

看護師が日勤常勤で働ける職場として、クリニック、病院、介護施設や保育施設を紹介します。

そのほか、医務室がある企業や団体、訪問看護ステーションや透析センター、健診センターなどでも、日勤常勤が可能です。

その1.クリニック

看護師が日勤で働くクリニック



日勤常勤と聞いて一番に思い浮かぶのが、クリニックではないでしょうか。

病床の無いクリニックでは夜勤がありませんし、有床のクリニックでも日勤常勤の看護師求人があります。


クリニックは基本的に通院患者への診療を行う施設なので、平日9時~18時など診察時間が決まっています。

診療補助を行う看護師も、診察時間の前後の日勤帯で勤務することになります。


ただし、クリニック求人の全てが日勤というわけではなく、施設ごとの診察時間・曜日によって変わってきます。

夜間診療で20時頃まで働く場合や、土曜に診療を行う施設もあり、きちんと確認する必要があります。

その2.病院の病棟

常勤は必ず夜勤シフトに入るという病棟もありますが、大半の病院では、日勤常勤の看護師の募集があります。

これは個人病院だけでなく、公立病院や大学病院などほとんどの病院・病棟で該当します。


朝の申し送りから退勤前の申し送りまで、仕事のほとんどは夜勤帯と同じですが、日勤帯だけの仕事として清潔ケアや薬剤投与が挙げられます。

その3.介護施設

高齢者向けの有料老人ホームなどで、日勤常勤の看護師が募集されています。

施設利用者のバイタルや健康状態のチェック、経管栄養に伴う固定や注入、排泄や食事の介助、服薬管理・指導などを担当します。


医師との連携や、看護業務以外の介助も行います。

介護施設利用者は日中に長時間活動することが多いため、日勤常勤の看護師は継続的に利用者をケアすることができ、安定した関係を築くことができます。


この点からも、介護施設での日勤常勤は望ましい勤務スタイルと言えます。

勤務時間や勤務日数の希望に、柔軟に対応できる職場が多く、ライフスタイルに合わせて働ける傾向があります。

その4.保育施設

保育施設は、必ず看護師を置かなくてはならない訳ではありませんが、努力義務として看護師を配置することが推奨されています。

近年、アレルギーを持つ子供の増加や、保護者の健康意識といった背景から、保育施設での看護師需要は高まっています。


また、保育中の発熱や体調を崩す子供は多く、日勤常勤の看護師求人が増加しています。

<関連記事>:看護師が保育園・幼稚園で採用されるには?


看護師が日勤のみで働くデメリットは?

デメリットを考える看護師



子育て中など、家庭の時間をしっかり確保しながら働きたい看護師にとって、日勤常勤は魅力的な働き方です。

しかしその反面、デメリットも存在します。

給与が少ない

デメリットとして大きいのが、給与が少なくなる点です。

看護師は比較的高収入の職業と言えますが、日勤常勤では、夜勤手当がつかない分、給与は低くなります。


一般的な病院での日勤常勤の月給は25万円程度です。

基本給を低めに設定し、各種手当で補っているような病院では、特に日勤常勤の給与額は低くなってしまいます。


ではボーナスはどうかというと、指標が基本給のみであれば、ボーナスが減額されることはありません。

しかし、夜勤回数や休日出勤回数によってボーナスが加算される病院もあり、その場合ボーナス額も抑えられます。


福利厚生や退職金については、常勤なので、夜勤ありの看護師と条件は変わりません。

キャリアアップしづらい

日勤常勤では決まった時間帯で働くために、任される仕事に限りが出てきます。時間外の研修や勉強会に参加できないこともあるでしょう。

また、人数の少ない夜勤をこなすことで、患者の急な病変などの局面を乗り越えて得られるスキルもあります。


これらの経験ができず、看護師としてキャリアアップがしづらいのが、日勤常勤のデメリットです。

<関連記事>:看護師が円満に退職するための対策は?


日勤のみの仕事を探すコツは?

コツを伝える日勤看護師



日勤常勤であっても、給与やキャリアアップのデメリット面を補える職場もあります。

これらの点を意識しながら求人を探すことで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

稼ぎたいなら、外来や訪問看護ステーションがおすすめ

「日勤常勤がいいけれど給料が下がるのは困る」という場合、外来や訪問看護ステーションからの求人を探してみましょう。

施設や勤務地にもよりますが、月給で30万円以上稼げる求人も珍しくありません。


外来の忙しさや、超高齢化社会における在宅医療ニーズの高まりといった事情が、給与に反映されていると考えられます。

ただし看護師資格がなく准看護師として働くとなると、そうはいきません。


外来や訪問看護ステーションであっても、日勤常勤での月給が20万円に満たない場合があるため、注意が必要です。

キャリアアップを望むなら、日勤のみの職場を選ぶ

日勤常勤はキャリアアップしづらいのがデメリットと言われますが、もともと日勤のみの職場であれば看護師間の条件は変わらず、その職場内でのキャリアアップが十分可能です。

例えば、クリニックや保育施設などの求人が当てはまります。

残業の有無を確認する

日勤常勤だからといって、必ず残業無しで働けるわけではありません。

「決まった時間内で働ける」と勝手に解釈せずに、残業があるのか、ある場合にはどのぐらいなのかを、事前にきちんと確認しておく必要があります。


ママさん看護師の多い職場では、事情を分かってもらえて、仕事が残っていても引継ぎの看護師が代わってくれる、という恵まれたところもあります。

一方で、日勤常勤で契約したはずが、実際には準夜勤まで引き継ぐことになっていた、というケースがあります。


また、他の日勤スタッフの仕事を手伝って残業したり、夜勤看護師が大変だからと、仕事を振られて残業になったりするケースもあるのです。

病院では、外来だと日勤常勤の看護師が多いため、定時で帰りやすい傾向があります。中でも完全予約制の外来ではほとんど残業がありません。


逆に病棟では、勤務終了間際の緊急入院対応などで、残業が多くなりがちです。

クリニックでも、オペを行う有床施設の場合に残業の可能性があり、オペが予約制のところを選ぶと安心です。


介護施設では、有料老人ホームや特養では残業が少なめです。

日勤常勤で働きたい方は、カレンダー通りの休日を希望することが多いと思います。


休日の体制についても、あらかじめチェックしておきましょう。

「面接では残業や休日について質問しづらい」という場合、看護師専門の転職サイトをうまく利用しましょう。


コンサルタントを通じて、残業の有無や時間、休日のことなど、労働環境を確認することができます。

<関連記事>:転職回数が多い看護師が、面接で気を付けることは?

<【看護師の転職】日勤常務のメリット・デメリットは? まとめ>

  • クリニック、病院、介護施設、保育施設では日勤常勤の求人がある
  • 夜勤手当が無い分、給料が低くなるのがデメリット
  • 外来や訪問看護ステーションなら、日勤常勤でもある程度収入が得られる
  • キャリアアップを望む場合、クリニックや保育施設がおすすめ
  • 転職を決める前に、残業の有無をきちんと確認する
  • 残業や休日については、転職サイトからの確認が可能